あの頃のままに優しさだけを乗せて紡がれる名前。ねぇ、俺はどんな風に貴方の名前を呼んでたっけ? ―只今休止中
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「おはようございます、先輩。もう11時ですよ」「あー、うん。おはよ」「今ご飯用意します、スープだけで良いですよね?」「うん、よろしく」「座っててください、寝ないでくださいよ?」「うん、なぁ、副都心」「何でしょう?」「お前よく出来た後輩だよなぁ…」それは貴方が酷いだけです、とは言わない。なにせこの先輩は素直なタイプに見えて大層捻くれていらっしゃる関係で褒め言葉なんてこうゆう寝ぼけてる時位しか言ってくれないので。散乱した書類、片付けられていない台所、散らかった部屋、まともな場所はベッドだけ。はじめて先輩の部屋に連れて来られたときの有様は本当に酷かったというか衝撃だった。この人仕事場の机は常に整理整頓されていて、メトロの中では二番目に綺麗だったから(もちろん一番は銀座さん。あの人は書類とか関係ない)。まだ小さかった俺には、これが所謂ギャップというやつだろうかと(直前に丸の内さんから、有楽町先輩はギャップがすごいと教わっていた)色々考えたりしたものだ。懐かしい。「はい、どうぞ」温め直したスープを渡す。ミネストローネは野菜も沢山取れるし、先輩が好んで飲んでくれるのでよく食卓に上がる品だ。僕は平日だろうと休日だろうと同じ時間に起きるタイプなので、朝食はとっくに済ましている。先輩はご覧の通り、休日は寝れるだけ寝ていたいタイプ。「ごちそうさま」先輩はようやく目を覚ましたらしく、食べ終わった食器を持って台所に消えていく。部屋の掃除はしたし、ゴミも捨てた。後は買い物に出て必要なものを揃えるだけ。。うん、本当に俺は出来た後輩だ。「先輩ー、俺買い物行きますけど何か必要なものってあります?」「特に何も」「了解しました。行ってきます」「いってらっしゃい」常識人で苦労人と傍若無人な後輩という仮面は仕事中だけ。そんな俺達のそんな日常。
PR
Comment
Welcome
Plofile
HN:
せつい(雪意)
性別:
女性
Archive
Search
since 2010.06.06
→2010.10.05~
