あの頃のままに優しさだけを乗せて紡がれる名前。ねぇ、俺はどんな風に貴方の名前を呼んでたっけ? ―只今休止中
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同じ顔をした同じ人間なんて存在するわけないけれど、自分達は限りなくそれに近いらしい。それは最近自覚したことの様で昔からそうだったような気もして、結局分からなくなって考えることを放棄した。ならば向こうはどうなんだろうかと考える。それすら以心伝心だったようで驚きを不機嫌で取り繕った目と視線が合った。そんな僕等は並ぶと鏡合わせのようになる。間違われるのには慣れてるし、仕方がないと思う。だって違いなんて無いのだから。ただ、分かった振りをされるのは酷く腹が立つ。かといって俺達の事をよく知らない人達に一瞬で見分けられるのにも悔しい気がして。そこがこの相方に見出だせた唯一の違い。日く、安心できるから。少しだけ同意。同僚達は僕達を全く違うと言うけれど、僕達すら分からないというのに一体何が分かるというのだろう。髪型、言動、仕種。意図的に変え続けた僕らは何が本当かを見失ってしまった。相対性でなんとか保たれた一線。互いに握る手のその温度差だけがただ僕等の存在を認識させる。僕達は違う存在なのだと。
-宇都宮高崎
似ているようで似ていないようで同じ存在な二人。
-宇都宮高崎
似ているようで似ていないようで同じ存在な二人。
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