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地震嫌だなーと思いつつ連投で鉄道の話。
最近鉄道の学生パラレルが熱いです。高速メンバーで大学生、っていうか医学生もの。
つばはとが兄弟で幼馴染のさんよーさん(弟と同い年)。ジュニアはちょっと申し訳ないけどつばはとのいとこで年下。高校生くらい。東北上越は高校時代の友人で山形は陽東の高校時代の友人。秋田さんは大学から。北陸は上越の1つ下の後輩。
九州さんが脳神経外科、東海道が循環器(心臓血管)外科、山陽さんが内科(呼吸器)、東北さんは精神科、上越さんが小児外科、山形さんが麻酔科、秋田さんが看護師、北陸は上越同様小児外科をそれぞれ目指してるっていう話。
年齢的には九州さんがもう卒業してて、東海道山陽東北上越秋田山形が同期。んで一個下に北陸。
ただ、このパラレルの最大の問題は私が医学部や医大に関する知識を一切もってないっていう点だと思う。
ちなみに割り振りはただなんとなく。とりあえず、九州東海道上越は外科だと思った。九州東海道の外科はもの凄いイメージが湧いた。心臓外科の東海道さんとかイメージが具体的すぎてびっくりした。あと上越さんの小児外科のイメージは強かった。んで山陽は内科。山形さんも絶対麻酔科って思ったなー。秋田さんは若干願望が入ってるのが否めない。北陸は上越さんを追いかけてる。東北さんはもうイメージで。
とりあえず九州さんはものすごい優秀でエリート街道まっしぐら。東海道さんももちろん優秀で手術中の術野の狭さと処置の速さは断トツ。循環器外科の希望と同時にエース。山陽さんは山陽さんで優秀で、内科のホープ。小児外科の二人は凄い器用っていうかこの二人が組めばどんな難しい手術でもだいたいいけそうっていうのがもっぱらの噂的な。精神科の東北さんはなんていうか、なぜか皆に慕われるタイプで麻酔科の山形さんは彼の担当する患者の安定感が凄い人。手術中に患者に負担がかかってるってわかるとぼそっとしゃべるよ。看護師の秋田さんはいろんな意味で凄い。
派生でルームシェアしてる陽東とか北陸上越とか。研修時に先生とうまくいかない東北と山形とか、レポートを3徹くらいしながら書く山陽とか、妄想の範囲が広すぎて困るこのパラレル。あと医大生にそんな余裕があるのかわかんないけど、サークルとかも楽しそうだよね。皆同じところだったら楽しいよね主に私が。楽器とか持たせても良いし、スポーツ系でも楽しそう。あ、だけど外科の人ってきっとやんないよねスポーツは。となるとやっぱり楽器か。俺得すぎて誰もついてこれなさそうww弦楽器持たせたい!
・・・うん、ちょっと落ち着こう。
こう、メトロ女体化といいこの医学部パラレルといい設定ばかりが先走るのが雪意の悪い癖です。でも多分治らない。だって楽しいだもん!
っていうかね、小さい時を知ってる、っていうのが好き。だから疑似親子もだけど幼馴染とか兄弟姉妹とか凄い好きなのね。親子だったら子供が、幼馴染や兄弟姉妹だったら下の子が、ふとした瞬間に大人になってるのを実感してじーんとなる親、幼馴染兄姉とか好き。そこには喜びと感動と少しの切なさが混じってるのよ!それと同時にふとした瞬間にあれ、前まではあんなに大きかったのにな、って思ってあ、そっか俺も少しは大人になったんだな、って自覚する子供、幼馴染弟妹が好き。そこには喜びと驚きと少しの切なさが混じってる!あー、いいよね、いいよねぇ!
つまるとここれに見事に当てはまるのが東西・ジョーカーなわけです。ドーヴァーは違う。あれはなんかもう隣に並んでる期間が長すぎて違うものになった。昔は多分当てはまるけど。
鉄道はFYがそうなように思われるけどでもあれは根本的に先輩が駄目な人(捏造)だからそうでもない。せついは駄目な先輩を全力で応援します。NTなんかは普通に当てはまる。あと北陸上越ね。これは間違いない。っていうかガチで疑似親子っていうか家族だよね東は。疑似家族!いいよねー、お父さんとお母さん(笑うところ)とお兄ちゃんとお姉ちゃん(笑うところその2)と弟って感じでさー。
んで、ジョーカーなんてもろだよね、うん、という結論。東西もジョーカーも兄弟であり親子みたいなところがあるからさらに滾るわけです。あー、おいしい。
こんだけ好みに当てはまりながら、この二つが本命でないのはこういった疑似親子的感覚に比較的当てはまってないと読めないからなんですよー。疑似親子、兄弟、家族的要素が無いと・・・、まぁあんまり好んでは読まないよね。それに比べるとユキウサギとドーヴァーの幅の広いこと。だから本命。なんでも来い、的なね!
結論!マクロスの映画はオチと所々の名(迷)台詞と神曲と疑似親子にもっていかれました!おしまい!
なんて書くと真面目な話だと思うかもだけど別段そうじゃないよー。
ただ単にいつかオリジナルで高校サッカーの話を書きたいんですって話です。いつか。
で、思ったのが最近擬人化のばっかり書いてるから、「人」の感覚を忘れてるような気がするってこと。「人」っていうと括りとして大きいけど、たとえば前に書いてたおお振りだとかの書き方がもう分からない。
桐青が、ホントに好きなんだよね。漫画読み返すたびにあーこいつら好きだなぁーって思う。来年は桐青が甲子園行くって信じてるー。あと準太と榛名と浜ちゃんの2年生投手トリオは顔見知りだという捏造を全力で押したい。俺得。
話ずれた。まぁ、結局のところ普通の話が書けてないなーって思ったんです。ヘタも青春も結局人じゃないからなー。これ、普通の学パロとかやったら感覚思いだすのかな・・・?あれだよね、ヘタは高校生で青春は大学生だと思う。青春っていうか高速が、だけど。あ、長野は北陸で。・・・、陽東は理系学科な気がする。んで東5人は文系。陽東に是非白衣を!インナーは黒のハイネックで!・・・ってこれ何の話ー?
なんか脱線したけど、眠くなってきたし、もういいや。おやすみなさいー。
私の唯一とも言える絶対の王が死にました。
あの人の晩年私は忙しくなかなか宮殿のあの人がいる部屋に行くことは叶いませんでした。犬達に囲まれた穏やかな老後はあの人の理想だったかもしれません。私が時折遊びに行くと犬達を撫でながら庭を眺める姿が多かったような気がします。そして私に気がつくとこう言ったものです。「おや、プロイセン、また来たのかい。全く困った子だ。こんなにしょっちゅう私の所に来ては次の王と上手くいってないのかと周りに思われてしまうよ?」と。
それは事実に近い指摘でした。実は後を継ぐだろう次の王とはあまり上手くいっていなかったのです。というよりも、この人が例外中の例外で上手くいっただけであって、他の王とはどうにも私は上手くいかなかったのです。なぜなら彼らは私を、私たちを腫れもののように扱うのですから。戦争中は例外でした。彼らは私の策略と指揮力を、このときだけは求めます。私が馬に乗って掛ければ彼に続けと高らかに叫び全てを私に任せます。けれど、彼らは私が普段彼らの視界に入ることを酷く嫌がります。私という存在が彼らの頭の中で理解しにくい存在なのでしょう。男のふりをした女の国など他に例がありませんから。この秘密は彼らが王になる直前に知らされます。すると今まで尊敬や信望を孕んでいた眼差しに少々の疑惑がまざるのです。それが私には酷く嫌でした。私は私であって男だろうと女だろうとするべきことは変わりないのです。よく言われました。何故女らしくしないのかと。隣国の様にすれば良いのではないかと。隣国のオーストリアは気高く美しいまさに女性として理想でした。私から見ても彼女は美しく気品に溢れていて、まるでかの有名なオペラの中からあらわれ出たかのような存在でした。けれど私は違うのです。幼いころから剣一本で生きてきました。もちろん、ミンネとして生きた時代はあったのです。白いワンピースを身にまといただ求められるがままに頬笑み輪の中心で踊り歌った頃が。けれどそれだけで私は生きたくなかったのです。怪我をし、時に半死半生で帰ってくる仲間達をただ見守り治療をするだけというのは私には無理でした。私は彼らとは違う存在であるということにすでに気がついていましたから。怪我をしてもすぐ治ることも、この仲間達がいる限り死ぬことが無いことも、私達は気付いていました。だから、「私も剣を持つ」そう宣戦した時、団長はこう言たのでしょう。「ならば私達はお前の為に国をつくろう」と。懐かしい思い出です。腰まであった髪を切り、血を吐くような訓練をしました。歌を歌っていた喉は枯れ、体系は少女のそれから少年の様なそれへと変わりました。私はこの仲間達の一員として戦っていました。だからこそ、あの国に招かれた時、交えた剣で傷だらけになっても、たとえその剣が私の顔を傷つけても彼らは何も言いませんでしたし私も気にしませんでした。それが、国が成り立ち出したころ変わりだし、そして成立するとますますそれは顕著になってしまいました。私は性別というものをあまり意識していません。だって、私は国なのですから。
今思えば我が王の時は全てが例外でした。あの人は私が初めから女だと気づいていました。それは彼が異性という存在をあまり好んでなかったからなのかもしれませんが、気づいていて、けれどあの人は何も気にしていませんでした。私は久しぶりに女でもなく男でもなくプロイセンという一国として扱われたのがとても嬉しかったのでした。国として恥ずかしくない格好と振舞いをとは散々言われましたが、あの人は私がどのような服を着てもどのような振舞いをしても性別を意識した扱いをしませんでした。唯一の例外と言えば彼が即位してから何年後かの寒い冬の朝の一件です。私の名を持つ青の軍服と白のロングブーツをいきなり手渡されました。そしてあの人はその際に言いました。お前の好みには合わないかもしれないが、と。確かに好みだったかと言えばそうではありません。明らかに女を意識した作りでしたし、戦場を駆けるには少々難がありましたから。けれどそれは彼の美意識という観点からつくられた大切な一着だということが私にはわかりました。だから私は受け取ったのです。もっとも彼の在位中に私がそれ着ることはありませんでしたが。あの人はよく私の知力や知識、策略と言った類を大変に褒めてくれました。二人で執務室で夜通し作戦を練ったのも今では思い出です。もちろんコーヒー片手に優雅にというだけではありませんでしたし、執務室ではなく野戦地であったこともしばしばでしたが。あの人が戦争の才能の持ち主であると同時に芸術的才能を持っていたことは周知の事実であり、実際そのフルートは大変美しい音色でした。私には音楽的価値というものを理解することはできませんが、その音色を聞くととても落ち着きましたし、なんだかほっとしたものです。そう素直に告げるととても喜んでいたように感じました。私は音楽的というか芸術的なものごとというものに関心が有りませんでしたのであの人が私にフルートを教えてくれても全く駄目でした。もちろん、吹けはしますし、楽譜だって読めます。でも、それだけなのです。思えば芸術関係で私はフルートを褒めたこと以外彼と話をしたことはなかったかもしれません。他のことはあんなにたくさん話していたというのに。別枠なのは私の髪ぐらいでしょうか。あの人は何故だか私の髪を美しいとよく言っていました。そこにどんな芸術的意味があるのかは分かりませんでしたが、私は単純に嬉しかったのを覚えています。性別関係無く、というのももちろんでしたが、あの人に美しいと言われるものを私が持っていることが嬉しかったのです。もちろん他の国王にも言われていた言葉でしたが彼らのは裏の意図や続く発言が、だから伸ばして女らしくしなさい、だったので。そんな訳で嫌悪感ばかりが募るものでした。けれどあの人はただ褒めるだけでした。それが言いようもなく嬉しかったのです。手放しでほめられて嫌な人間はいないでしょう。私もそうだったということです。
私は、今日からその髪を伸ばします。このままだと鏡を見るたびにあの人を思い出してしまいそうなので。そして、この髪を見ても悲しくも辛くもせつなくもならなくなったらまた切ろうと思います。
あなたとの歴史は決して忘れません。けれど、どうか。このあまりにも人より永く生きる私たちの性と弱さを許して下さい。あなたとの歴史は抱えて生きるには優しすぎて辛いのです。だから一旦置かせていただきます。そうですね、この歳の離れた妹が一人前になるころには、きっと。
そろそろ筆を置こうと思います。では、またいつか。
好き勝手設定を放り込んで捏造した。最大の問題は無駄に長いところだと思います。
多分公式絵だと親父の全盛期ごろがロングなんだと思うけど、まぁそこは、ね。
あと勢いで書いたせいか、果たしてこれはにょたりあの世界なのか、それとも普と墺と洪だけが性転換してるのかよくわかんないっていうね。ちなみに私は後者を押したい。
こう、野蛮なイメージのにょぷが手紙や文章を書くときは穏やかな口調だったらいいと思う。
逆に女墺は結構さばさばした文章を書くと良い。文面だけみるとまるで逆な二人。私得。
こうゆう一人称独白系は凄い好き。読むのが特に。書くのは、難しいよね・・・。
ドイツからの招待状で久方ぶりに出席するパーティーは一体誰の趣味なのか舞踏会という古めかしい形だった。一流オーケストラの奏でる音楽は繊細な音で会場を包み込み、気分はまるで中世。この雰囲気は決して嫌いではない(むしろ好きな位だ)けれど現代の風習とはかけ離れすぎていて少しだけ違和感。目的としていたオーストリアさんのピアノは中々出番が来なくて自然と私の足取りは重くなる。先程ボーイから手渡されたワインを楽しみつつ壁の花を決め込むことにして、一つ溜息。
「一曲踊っていただけますか、フロイライン?」
そんな時、私に手を差し伸べたのは、少し古いタイプのスーツを着込んだ銀髪に真紅の瞳を持つ男だった。
中央のフロアへ躍り出れば視線が集中したのが分かる。忘れていたが目の前の男は顔だけは超一級品なのだ。まして今のこいつは鮮血を零したような紅の瞳に月光を連想させる白銀の髪で、その希少価値といったら一生に一度見れるかどうかという代物である。光の角度によって青く見える燕尾服は上手い具合に調和し(形は少し古いタイプだがそれを自然に着こなしている)彼の活発で狡猾な印象を薄れさせて、今の彼は十分に見るに耐えられるものだった。ステップを踏むたびにふわりと広がる私のイブニングドレスは菫色。大好きなあの人と同じ色で裾は長め、動けばふわりと舞う。そういえばこのドレスも少し古いタイプのような気がする。招待が急だった上に久しぶりのダンスパーティーだからドレスまでじっくり決めていられなかった。ぼんやりと考え事をしつつも体は間違えることなく踊り続ける。数百年の慣れとは凄いもので大体の国ならワルツぐらい目を閉じていても踊れるだろう。ゆえに当事者間の沈黙というのは中々に辛いものがある。私は口を開いた。
「なんであんたがここに居るのよ?」
「ここはドイツだぜ?俺が居たっておかしくはねぇだろ?」
流れてくるワルツの定番皇帝円舞曲の荘厳な音色に合わせて囁くように会話をする。ステップ・ターンと綺麗に決めて、こいつにしては完璧なエスコートの中踊るのは中々に楽しい。が、彼がここに、この国にいるということはおかしいことだ。確かにそれはありえないことではないけれど、それはほんの少しの微かな可能性であって(仕事とかね)、この日、つまりは数年前に起こった再統一を記念するパーティーなんかに居れるわけがない。彼の今の上司である北の主は決してこんなことを許さないはずだ。
「どうゆう気まぐれなのかしらね、あんたがここに居るってことはあいつから許可貰ったんでしょ?」
「ん?あぁ・・・いや、あいつがんなこと許すわけねぇだろ」
「って、じゃああんた無断で出てきたの!?」
「声ががでけぇよ」
「わかって・・・!」
驚きで足が縺れてしまった。このまま行けば間違いなく転倒ものだ。あぁ恥ずかしい。なんて思っていたら思いっきり手を引かれてタイミングではないというのにくるりと回される。助けてくれたのだと分かったのは数秒経ってからで、兎にも角にも元通り踊り続ける。
「あんた、馬鹿なじゃいの?」
「はは、何とでも言え。おそらく明日あいつに殺されててもおかしくは無いからな」
「ほんと、・・・ばっかみたい」
「だってしょうがないだろ、記念すべき日だぜ?しかも最愛の弟の。祝いたいんだよ」
俺はいつまで祝えるか分からないからな。
ぼそりと続けられた言葉に私ははっとなる。見上げるとそこにはいつもとかわらない、でもどこか寂しそうな表情があって、自分の軽はずみな言動を少し後悔した。でも、ここで謝るのはなんだか癪なので(いきなりそんな表情をするこいつが悪い)思いっきり足を踏んでやる。
「って!てめ、ふざけんな」
「いいざまね、それだけ痛がってるならまだまだ平気よ」
「さっき助けてやったのに・・・!ったく、足の調子がまだよくないんだ。悪化したらどうしてくれんだよ」
そんなこと分かっている。傍目から見れば普通に踊っているように見えるだろうけど一緒に踊っていればこいつが足を庇っていることなんてすぐに分かった。そしてその理由は同じ陣営に居たから知っている。こいつは、北の絶対君主のお気に入りだった。そして今でもきっと。異常なほどに真っ白な肌がその証明であるように感じさえする。
「そんなこと知ってるわよ。そういえばあんたどうやってここまで来たの?いつも彼の視線が付いて回るでしょ?」
「あぁ、リトアニアんとこでちょっと細工してきた」
「・・・かわいそうに。今頃胃痛起こしてるわよ絶対」
「平気だろ。つか、気付いてないんじゃね?抜け出してきたのがリトアニアのとこってだけで書類上ではちゃんとあいつのトコから此処に来たってことになってるし」
「・・・相変わらずそうゆうところだけは完璧なのね」
「だろ?俺様は天才だからな」
「・・・じゃあ招待状は?ここ入るときにチェックがあったじゃない?」
「・・・スルーかよ。普通に届いてたんだよ、恐ろしいことにな」
それは確かに恐ろしいわね。ふと気がつけば曲はクライマックスに差し掛かりつつあった。ワルツなんて踊っていれば意外とあっという間なものである。最初にこいつの手を取ったときは若干後悔したけれど、まぁたまにはありかと思って、すこしだけ微笑んだ。「お前が俺のそんな風に前で笑うなんて珍しいな」聞こえてきた声に悪意はなくただ純粋に驚いているようだった。そうかしら?聞き返せばああと言われた。そうかな、うん、そうかもしれない。
「こうゆうのも、たまには悪くないわ」
別れ際に囁けば、そうだなという返事。今度いつ会えるかは分からないけど、そのときはまた一緒に踊りましょう?私の気が変わらなかったら、だけどね。
・ギルエリが大好きです。
これも一応露普なので。リメイク第3段。
とりあえず2話ほど更新したところでふと悩んだ。
個人的にCPとしては弟兄とかの方が好きだし、背とかも低い×高いが好きな私としては
ユキウサギはそれほどポイントが高いCPではないんだよね、っていう。
だから理想のユキウサギを書こう!って思った瞬間に筆っていうかタイピングが、見事に止まりました。
うーん、理想・・・。そもそも離れてた身としては主流がどんな話なのかすら分からないよー。
暴力系なのか精神的病み系なのかそれとも歴史に忠実な感じなのか。まぁ個人的には精神的病み系が好きです。
BGMは相変わらず石川知晶さんのsquall。やっぱこれはいつ聴いても露様だなぁ、って思います。
寒い冬はとっくに始まりを告げている。外に出る気もしないので自宅リビングにて僕はただぼんやりと時間を見送った。つけっぱなしのTVは淡々と情報を流し続け、白銀の外は眩しい光を運び続ける。ソファの上で丸くなって過ごす時間は異様に長い上に、一人の部屋はストーブで暖めているはずなのに窓の向こうの白い世界とは同じくらい冷たく感じてしまってなんだか嫌だった。こうゆうとき誰か居てくれると心強いんだけどなぁ。
「よう」
開けていた扉、軽いノックで現れたのは噂をすれば何とやらでギルベルト君。部屋の中だというのに帽子とマフラーをつけたままこちらの様子を窺っている。酷いな、この部屋そこまで寒くないでしょう?視線に気付いたのか軽く肩を竦めた彼は帽子とマフラー、ついでにコートも脱いだ。当たり前のようにそれらをハンガーに掛けて、反対側のソファへと座る。心なしか顔色が悪い。
「やあ、久しぶり。元気?」
「おかげさまでな。微熱やらなにやらとは未だに仲良くさせてもらってるさ」
「ふふ、そっか。大丈夫?」
「・・・お前は人の心配してる場合じゃないだろうが」
「うん、そうだね・・・」
けほっごほっ、と沈黙を嫌うかのように咳がこぼれる。苦しいな。喉の痛みと相まって咳の破壊力は絶大だ。慢性的に体調が悪いのはいつものことだけれど弱っている所に風邪を引いてしまったらしく熱も高い上に嫌な寒気が止まらない。ずり落ちていた布団を引き上げてソファの上で寝返りをうつ。それでも寝心地の悪さは変わらない。ソファで寝てる僕が悪いんだけどね。彼の方を向けば、顔をしかめて困ったように溜息をつかれた。
「薬は飲んだのかよ」
「ううん。僕あれ嫌いなんだ」
「お前その歳で好き嫌いなんてするんじゃねぇよ。飯は?」
「食べてない」
「アホか」
アホだなんて酷いなぁ。だってしょうがないじゃない。体はだるくて起きれないし、食欲だってない。ここ二三日はスポーツ飲料だけで過ごしてきた。それで別に問題はなかったしね。自然と落ちてきた目蓋に逆らうことなく目を閉じる。あぁ、しんどい。もう一度寝てしまおうか。そんなことをぼんやりと考えていると枕元に気配。驚きで目を開けると、それと同時に額に冷たさ。
「うわ、マジで熱いな」
「・・・」
彼の手はとても冷たかった。あぁ、気持ち良い。ってあれ、ギルベルトくんてこんなに体温低かったっけ?僕の疑問は呆れて言葉もでないと言いたげなギルベルトくんから答えを得る。
「お前が熱いだけだろうが、ったく・・・」
またずり落ちかけていた布団を掛けなおされて、適当に放置していたペットボトルのゴミが回収される。ついでとばかりにクッションを枕代わりに置かれ、身に着けたままだったマフラーを外された。つけっぱなしだったテレビは消され、眩しかった外からの光はカーテンをかけることによって遮断される。
それだけでなんだか随分楽になった。
てきぱきと作業を続ける彼を目で追って、その姿を見つめる。一旦部屋を出て、戻ってきた彼は手に洗面器を持っていた。氷水の入った容器にはタオル。ぎっしりと絞られて額の上に乗せられれば、冷たさがじわじわと広がった。そんなことしなくても冷却シートならそこにあったのに。
「こうゆうのはこっちの方が効くんだよ」
「そうゆうものかな」
「そうゆうもんだ」
病人に対する博愛なのか、それともただの気まぐれなのかギルベルト君の表情はいつもよりずっと優しい。普段なら決して見せてくれないような穏やかな微笑み。あぁ、彼がいつでもこうして笑ってくれたらいいのにな。まぁ、僕のそばに居る限りそんなことありえないんだろうけど。
「ほれ、寝てろ。後でなんか食うもの持ってきてやるよ」
その穏やかな視線と声色を母のような、と言ったら彼は怒るだろうか。実際のところ僕たちに母親なんてものは存在しないからあくまでも推測範囲を出ることはないのだけれど。母親のような無条件の優しさに少し似ている気がした。
…たとえその紅の瞳が自分を見ていないとしても。
・とりあえず過去作品その2。ストック切れた。
殺伐としたものを書こうとしたのになぜかほのぼのに。あれー。
ギルはイヴァン様にちっさいころのルートを重ねてる。
タイトルは石川智晶さんの「Squll」より。個人的露様ソング。
ポーンポーンと軽やかな音色に導かれるようにやってきたのは、なんとロシアの私室(の一つ)だった。扉越しから聞こえる曲はエリーゼのためにという無難な選曲だが弾き手の非凡さを感じるには十分な曲だ。
「(意外だな)」
こうゆう事には興味のない奴なんだと勝手に思っていた、が良く考えればこの国だって芸術には特筆すべき点を多く持つ国なのだ。本人からそんな雰囲気を感じないだけで。
扉に背を預けて、言われた本人からしてみれば自分だけには言われたくないだろう事を心中で呟いてプロイセンは目を閉じる。音に集中すれば、まだ少し雑さが残っている指使いに気付いてそこが少し可愛かった。作曲者が愛した女性のために作った曲を弾くにしてはその音にはあまりにも寂しさが込められていて、どこかに救いを求めるような響きにまたも意外性を感じる。いつだって音は正直だ。
流れるような音色ながらやはり所々に強引な力を感じて、違和感。聞きなれた音(この場合比較対象でもある)との差は大きく、考えれば誰だってアイツの神々しいまでの音楽に愛された才能に叶うわけがないと、一つ溜息。
ふと音が切れる。あぁ、もう終わったのか。と自世界に潜り込んでいた意識を外へと傾けた。それと同時に浮遊感。背にしていたドアが開かれたのだと気付いたのは、この部屋の、この家の主の腕の中へすっぽりと収まってしまった後だった。
「やあプロイセン君」
「よ、よう」
腕に体を押さえ込まれて、見上げる形で寂しがり屋の弾き手の顔を見れば紫色にイタズラが成功した子供のような幼さが垣間見える。次に何を起こすのか分からない幼さに基づいた未知が若干の恐怖を煽るが生憎とそれに負けるほどやわい神経はしていないので。此方から驚きの表情が完全に消えたのを悟ってかロシアは腕を解いた。その隙に一歩ほど距離をとる。
「お茶でも飲まない?」
紡がれた一言が意外で、断るタイミングを失った俺はそのまま部屋に連れ込まれた。
* * *
「どう?」
「別に悪くはねえよ」
出されたのは紅茶、伝統的なロシアンティーというやつだった。やたらにジャムの種類が多いのが気になったが個人の趣味にまで口を出すつもりはない。無難にストロベリーを選べば驚いた顔をされた。この紅茶に何が合うかなんて分からないので適当に選んだのだ。それに元来自分はコーヒー派である。
「イチゴ、好きなの?」
「嫌いじゃないな」
あぁ、でも小さい時のルーイは確か好きだったぜ、と喉元まで出てきた言葉を紅茶を飲むことによって掻き消した。こんなことうっかり喋ってしまったら間違いなく機嫌を損ねてしまう。ご機嫌取りなんて柄じゃないが、機嫌を損ねて後悔するのは自分なのだ。弱体化した自分を更に弱めるようなM要素など俺は持ってないからな。ふーん、とさして気にした様子も無くロシアは紅茶をすすっている。寒い土地に合った温かく甘い飲み物は冷めた体を癒すには十分だった。
「君が来るなんて意外だったよ」
俺はお前が弾けるなんて意外だったよ、と返して紅茶を流し込む。君が、ということは他の誰かが来るのを待っていたのだろうか。もう誰も居ないこの家で。姉も妹も、部下だった3人組も居ないこの家でロシアは一体誰を待っていたというのか。プロイセンは窓から部屋に入ってくる暖かさを表面に纏っただけの太陽の光を睨む。色が変わってからというもの、光にめっぽう弱くなってしまった瞳が煩わしい。っち、と意識せず舌打ちするとロシアは立ち上がって薄いカーテンをかけた。椅子に腰掛ければまた沈黙が降りる。それを破ったのは意外にもロシアの方だった。
「前はね、弾いてれば誰かしら来てくれたんだ」
興味を持ったラトビアとか、ビックリしたリトアニアとかね。姉さんは僕の弾くピアノのが好きだって言ってくれたんだよ。特に答えることも無いので俺は紅茶を再び喉に送る。俺の沈黙を肯定ととったらしいロシアは右手に持っていたティーカップを皿の上において再び続けた。
「だからね、弾いてればまた誰か来てくれるんじゃないかなって思ったんだ」
別に本当に誰かが来てくれることを望んだんじゃなくて、気がまぎれればそれでよかったんだけどね。まさか、君が来てくれるだなんて思わなかった。君、音楽とか興味なさそうだったから。
勝手に己のイメージを語るロシアに対してプロイセンは互いに考えることは同じかと妙な同族意識をもって応えた。ならばと口を開く。
「お前さ、調律ちゃんとやってんのか?」
気になっていたことだ。絶対音感など持っていないから長年の勘としか言い様がないが先程の曲の際音のずれを感じた。DとGの音が少し違っていて両方とも少し低かった、そんな気がした。
「・・・そういえば最近あんまりやってない、かも」
「だったらちゃんとやっとけ。音ずれてんぞ。多分DとGだ」
「РеとСольね、分かった」
君ホントに音楽やる人間なんだねぇ、としみじみと呟かれプロイセンは自分の顔が若干引きつったのを感じた。まずい、明らかに何か企んでやがる。飲みきったティーカップを置いていかにしてこの部屋を出るか思索し始めたその直後「ねぇ、プロイセン君も弾いてみてよ」と、とりあえずは予想の範囲内の言葉が音となって届く。
「いや「ね?」」
にっこりと微笑まれ、拒絶を許さないような強い光のその奥に微かな期待を感じ取ってしまい、そうなってしまえば断ることなど出来なかった。あー、俺あーゆう目に弱いんだよなぁ、となんだか悲しくなってくる。「あんまり期待すんなよ」と一旦前置きし黒の貴婦人の下へ歩く。楽譜なら横の棚だよ、と指された本棚にはぎっしりと楽譜が並んでいた。が、初見などという器用な真似など出来ない俺には要らないものだ。「相変わらず暗譜だけは得意なんですねぇ」どこかのお坊ちゃんの小言が聞こえてきそうだった。
正直言ってこの鍵盤に触れるのは何世紀かぶりの話である。最近は忙しさと疲労とで音楽と関わることなど無かったし、最愛の弟と別れ、此処に来るまではフルートの方ばかり吹いていた。あぁ、家で勝手に弾きまくっている奴ならいたが。
ポンポンと軽く鍵盤を叩けば、自らの音の薄っぺらさに嫌気が差す。けれど久しぶりの音になんとなく気分が良くなって、まずは簡単な曲から指慣らし。自らの性格を表したかのように荒々しい弾き方しか出来ない自分だが、親父にみっちり仕込まれたからそこそこは弾けるつもりである。
そういえばアイツも俺やロシア同様音に心境がそのまま出るタイプで、体調に関してはそれが如実だったことを思い出す。微かな指使いの差から現れる音の違い。表面を幾ら繕っても音の豊かさまでは誤魔化すことなど不可能だ。よく笑ってやったっけな「お坊ちゃん、体調不良には気をつけろよ」と。そういえば、と連想ゲームのように意識は広がっていく。黒白から生まれる音に絡めとられた心は懐かしい顔を思い出させた。
革命でこの家を出て行った彼女は、無事にお坊ちゃんと出会えたのだろうか。まあ、強いあいつの事だ、向こうが迎えにこれなかったとしても自分で見つけられるだろうが。遠い存在となった(元々近い存在でもないが)若草色を少しだけ、羨ましく思った。
「向こうで待ってるわ」と歌うような声で鉛色の分厚いカーテンの向こう側へと駆けて行った女。颯爽と飛んでいくようなその姿が本当に羨ましかった。もう自分にはそんなこと出来なかったから。飛んでいく為の翼など当に折れていたから。
曲のレパートリーがそろそろ限界だと思ったとき、聞こえてきたのはすーすーという穏やかな寝息。ったく何やってんだか、と立ち上がって自分の上着をかけてやる。随分と絆されてしまったものだとプロイセンは一人自嘲した。最初はあれほど嫌っていたというのにいつの間にかその感情は飽和して、こいつの事がほって置けなくなって、そして・・・。変わってしまった色に対する受容がその証明であるような気がした。けれど今更後悔しそうな自分を許すわけにはいかない。だってもう、俺にはこいつしかいないのだから。
「Gute Nacht」
かつて弟にしたように、今では決して自分からすることのない口付けを落として、プロイセンは部屋を出た。
寝たふりだった部屋の主がその驚きでティーカップを割ってしまったのはまた別の話。
・とりあえず過去作品その1。
甘えられることに弱いプーちゃんと甘えさせてくれる人に弱い露様、っていうのが露普の基本。
んでもって甘え下手なプーと甘えさせ下手な露様も基本。カリグラなプーは公の場ではロシア語でそれ以外はドイツ語を喋ってる感じです。
この二人(特に露様)がピアノを弾けたら可愛いな、という話でした。予想外に墺さんが出張ってる・・・。
